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ニューヨークポストなどの報道によると、日本の観客たちはエクアドルとカタールの開幕戦を観戦した後、席に残っていたゴミやビニール袋などを回収し、一番最後にスタジアムを去った。
開幕戦には日本代表チームが出場しなかったにもかかわらず、観戦後に掃除をする日本人の姿はカタールなど中東人にとっても新鮮な刺激となった。
バーレーンのあるインフルエンサーは日本国旗が描かれた旗と服を着たままスタジアムを掃除する日本人の姿を映した映像を共有した。
インタビューに応じた日本の観客は、「私たちは日本人です。ゴミを残さないということは、この場所(スタジアム)を尊重するという意味があります」と話した。
日本の観客がワールドカップで観客席を掃除する姿が話題になったのは初めてではない。
2018年、英BBCは「日本応援団、掃除する姿で世界をひきつけた」というタイトルの記事で日本サッカーファンのマナーを紹介したことがある。
当時の報道によると、日本とコロンビアとの試合が終わった後、あらかじめ持ち込んだ大きなゴミ袋を持ちながら座席を回り、掃除をした後にスタジアムを離れた。
日本で活動するサッカー専門記者であるスコット・マッキンタイヤ氏はBBCのインタビューで「(スタジアムの掃除は)サッカーファンだけの文化ではなく日本全体の文化である」とし、「日本社会の重要な面の一つは全てを完璧に整えるということ。これは全てのスポーツイベントにも同様に適用される」と話した。
2019年にはアジアカップ決勝戦で日本がカタールに3対1で完敗した後も代表チームがロッカールームを完璧に掃除していった事実が知られて話題になった。
当時アジアカップ公式Twitterアカウントは、きれいに掃除された日本代表チームのロッカールームの写真と共に「日本代表チームがロッカールームに、アラビア語と日本語、英語で'感謝する'という言葉を残して去った」と公開した。