世界半導体産業で現在韓国と先頭を争っている国が台湾だ。
半導体産業では大きく2つの領域があるが、も1つはメモリー半導体で、もう1つはシステム半導体だ。
メモリー半導体は考えることができず、ただ記憶だけが得意な種類としてラム(RAM)を意味する。
その反面、システムメモリは考えるメモリ、すなわち演算作業が可能な半導体である。
後者は非常に精密に半導体を作らなければならないため、設計領域よりさらに高い水準の先端技術が使われる。
今、サムスン電子が世界半導体市場で1位になっているのはメモリー半導体に該当する。
世界市場の約70%以上を独占している。
システムメモリ分野ではサムスン電子の占有率がおよそ18%しかないのに対し、台湾tsmcのシェアはすでに50%を超えており、その格差も最近広がり続けていた。
事実上、台湾の最も確実な集中分野は、まさにこのシステムメモリ分野での格差を広げることだ。
問題は、それがセキュリティがあまりにも重要で、その工場を建てる場所に制限があることだ。
しかし台湾には信じて任せられる日本がある。
今回手を組んだ台湾と日本、なんと10兆2000億ウォンもかけて日本熊本県の工場を設立すると最近発表し、さらには日本の会社から莫大な資金を追加投資を受けた上に、日本政府からなんと4兆ウォンを超える補助金まで策定している状態である。
しかし、サムスン電子が勝機をつかんだ。世界初の3ナノ工程が成功してしまったのだ。
しかも、従来使われていた工程よりも電力はほぼ半分しか消費せず、性能は25%も上がる。
tsmcも3ナノに挑戦してきたが、本来、2022年11月から生産に入ることに顧客会社と契約されていた生産が緊急発表でその生産は2023年に遅れると発表した。
市場では彼らが3ナノ生産技術に失敗したのではないかという分析が出ている状況だ。
世界の半導体顧客社は計3ナノ製品を購入するために待機している状態であり、そのため今年中盤から3ナノ生産が予定されているサムスン電子とtsmcが競争すると市場は予測されていたが、現在、顧客社の注文が今年下半期から現在サムスン電子に集中し、tsmcとの格差を急速に縮めて追いつくものと予想されている。